自律神経失調でお悩みの方はとても多いです。
誰もが「改善していきたい」と、口では言うものです。
しかし、仮に改善策を提示してみたところで、9割の人はやりません。
それが実際です。
整体治療を始めてかれこれ20年以上になりますが、痛いほど身に沁みて知っております(笑)
本当に自分で、「もうこんな自分は嫌だ」「もうこんな生活から抜け出したい」と心底思わない限り、人は動かない。
現状を呪うくらいでないと、その呪いを「自ら解こう」とは思わないのが人間というものです。
これは別に、皆さんを責めているわけではございません。
かく言う私がそうだから言っているのです。
私は30年来、花粉症の大ベテランです。
正直、もう改善策自体はとっくに心得ているのです。
そのひとつが、小麦粉です。
小麦粉を根こそぎ断てば良いだけです。
それだけで、おそらく花粉症とは縁を切れる。
にもかかわらず、私はいまだ断つことはしていない。
ドーナツ食べるし、珈琲館でハウスサンド食べるし、ピザも食べるし、から揚げも食べる。
昨日は久し振りにまさかのパスタ大盛にパンまで食べてしまった…
花粉症を治そうと思ったら、小麦粉を断つしか道はない。
でも、「ちょっと減らす」とかではまず完治はないでしょう。
少なくとも、3カ月は完全に小麦粉断ちをする必要がある。
それでようやくスタートくらいの気持ちでないと、花粉症状からは逃れられません。
毎年「ツライツライ」と言いながら、今もこうして小麦粉を摂っているのですから、要は「そこまで悩んでいない」ということになります。
「まぁ、ツライと言っても、春だけだしね。」
そんな具合で、私は口では治りたいと言いながら、「治す気がない」のであります。
それが私の行動の事実です。
花粉症も自律神経の問題です。
詳細は控えますが、グルテンは神経系に炎症を起こしますから、花粉症を止めたければ小麦粉断ちは必須なのであります。
もうすぐ11月です。
毎年2月から症状が出るので、11月からが勝負となりそうです。
やれるだろうか…??そもそも、やる気があるだろうかm(_ _;)m
腰痛だろうが、頭痛だろうが、胃痛だろうが、どんな病、どんな症状が現状あったとしても、本気で「そこから抜け出したい!!」と思わない限り人は動かない。
思えば動くし、必ず良い方向へ向かうことができる。
身体というものは、当たり前ですが個人差があります。
これを「解っているようで解っていない人が多い」のです。
毎日スナック菓子を食べていようが、お砂糖をたくさん摂っていようが元気ハツラツな人もいます。
小麦粉を摂っていても花粉症にならない人も当然います。
でも、人によっては少量のスナック菓子で吹き出物になる人やアレルギーになる人もいらっしゃいます。
これを、「あの人は大丈夫なのに、どうして私だけ」と言っても仕方がないのです。
自己に与えられし身体と対話し、生きていくしかないわけです。
あなただけの身体特性を愛さないことには始まりません。
同じ人はいないのです。
今変わりたいと思ったら、今から動くしかないのであります。
私の尊敬する野口晴哉氏の言葉に、「我動けば宇宙が動き、宇宙動けば我動く」という言葉がある。
私はこの言葉が大好きです。
カッコイイから。
いわゆる原因不明と言われる病は、「自律神経失調ですね」と言われがちですが、私の個人的見解では、「本来的には、自律神経失調などはない」という考えです。
「あるけどない」というのかな。
自律神経系由来のあらゆる症状(不調)は、「出るべくして出ている」だけなのです。
だから花粉症状も同様ね。
こう言ってしまうと、あらゆる病や痛みは出るべくして出ているだけなのですが。
病や痛みを、ただただ消さねばならぬ「悪者」と捉えてしまうと、イライラしますし、悲しくもなります。
結果、余計に自律神経を逆なですることになるでしょう。
逆に、病や痛みを「人間成長の機会」と捉えれば、「生き方を見直す」ことに繋がります。
当然、人生を好転させることもできるわけです。
貝原益軒の「養生訓」や、野口晴哉先生の書を読むと、昔の人は病や痛みを通じて、生き方を見直し、人として強く生きていく原動力にしていたように感じます。
そういう人が現代より多かったことは間違いないでしょう。
今はそういう感覚が失われている。
そんなことより、手っ取り早く簡単にその場が楽であることが求められる時代になったということです。
だから薬で抑えにかかるのです。
病名(病気)というものはそれこそ五万と存在しますが、その病気から発せられる症状というのは、「不調の度合い」に差こそあれ、大抵は発熱、炎症などから起こる様々な「痛み」と決まっております。
ですから、「病名」に囚われ、症状を消すことに奔走してしまうと、解決への本質を見失ってしまうのであります。
大前提として、あらゆる慢性病、慢性疾患、慢性痛が「治る薬」というものは、この世には「たったのひとつとして存在しない」という事実があります。
風邪薬もインフル薬もすべて同様です。
それ自体がウイルスを倒すなどということは、あり得ないのです。
薬はあくまで症状を抑えることはできますが、「病」「疾患」「痛」を治すのは「己の治癒力のみ」であります。
その大前提を思い出すと、気が「楽」になります。
ちょっとしたことで、病院へ駆け込むことがなくなります。
あらゆる症状は、あくまで症状であり、「結果として出ているもの」に過ぎない。
ということは、結果に至るプロセスを変えれば、出ている結果も変わってくるのは当然のこと。
「我動けば宇宙が動き、宇宙動けば我動く」のです。
いわゆる自律神経失調による症状と言えば、頭痛、耳鳴り、めまい、腰痛、肩こり、胃痛、吐気、生理痛、生理前症候群(PMS)、多汗(ホットフラッシュ)、不眠、パニック、不安などなど、あげればキリがないわけです。
その際、対策としての一番の間違いは、「薬を飲む」ことです。
短期的に、薬を用いながら生活を見直す(主に「食」)のであれば一時使用も良いのかもしれませんが、「薬で(が)治す」ということは不可能であり、長期的視点でみれば、「飲めば飲むほど、ただただ拗らせていく」ことは解り切っていることです。
結局のところ、最後は「薬断ち」をしない限り、薬は深みにハマる「一方通行許可証」なのであります。
「日本人が世界中の薬の4割を消費している」というのは有名な話です。
まさに日本は「薬漬け国家」なのです…
そんなこと言ったって、ツライんだからどうすればいいのよ!?
と言われてしまいそうです。
ぶっちゃけ、冒頭でも書いたように改善策を言ったところで、多くの人はまず信じない。
あとは、「そんなことかよ」というような簡単なこと過ぎて、信じない故にやらない。
あとは、「やってます」とか、「やったことがあります」と言う。
この「やってます」「やったことあります」が最も厄介で、「どの程度?」という問題が個人でまちまちです。
このブログで示す、あらゆる自律神経失調症状を通じて生命力を高めていく方法は、超簡単なことですが、どうせ誰もやりません(笑)
ですので、書くだけ無駄ですが、一応書いておきましょう。
「汗を出せ」です。
ほら、「そんなことかよ」なのです。
そんなんで治るわけねーじゃねーかという心の声が聞こえてきました(笑)
「毎日風呂で(サウナで)やってるわ」とか。
まぁ、それはさておき。
あらゆる体調不良の場合、まずすべきことは、体内の「水を抜いていく」ことです。
細胞と細胞の間に溜まっている古い水、余剰な使えない水を、徹底的に捨てることなのです。
それで9割の自律神経症状は解放に向かっていく。
少なくとも、今より確実に、着実に、身体は楽になっていく。
冒頭に、「自律神経失調はない」と書いたのは、あらゆる症状は、「波」だからです。
症状は、出る時は出て良いのです。
ただ出過ぎるとツライのです。
症状が強く出ている時は、「波が荒い状態」です。
自律神経症状は、荒波をなだらかな波にしていくことが大切なのです。
多少なら出ても問題ありませんし、むしろ出せば良いのです。
何故なら、我々は生きている以上、常に痛覚は機能しているのであり、自律神経系も24時間365日働いているからです。
時には症状を出さねばバランスできないこともあるのです。
だから、「症状」は、出る時は出れば良いのです。
私自身は、頭痛や胃痛をサインとして「用いて」おります。
サインが出た際は、長期化しないよう、また拗らせて痛みが深くなり過ぎぬよう、生活を見直すのです(主に「食」です。理由は、「食」でむくむからです)。
その最初が、「汗出し」です。
方法は、入浴です。
- 浴槽に熱めのお湯を張る
- 半身浴ではなく、首までしっかりと浸かる
- 汗を出し、のぼせないように一度シャワーで身体を冷ます
- 上記を数回行う
私の場合、本を読みながら行ないます。
また水は用意しておき、水分補給を行いながら。
のぼせて気分が悪くならないように、体調を観察しながら行ないましょう。
慣れない内は1回だけでも良いと思います。
慣れてきたら、数回行なうようにする。
ポイントは、全身に水圧をかけることです。
体温の上昇と水圧で腎機能も高まり尿の出が良くなります。
排泄機能が高まるので、毎晩の日課とすれば、むくみも抜けていきます。
今は、激むくみ状態の人でも、自分がむくんでいる認識がありません。
むくみにむくみを重ねた状態が常態化しており、むくんでいる認識がないのです。
それどころか、ムクムクな人が、「最近むくんでない」とおっしゃるくらいです。
私が整体施術で観ている限り、9割の人はむくんでおります。
特に慢性痛で悩んでいる人でむくんでいない人には出会ったことがない。
むくんでいるということは、肝臓や腎臓も疲労しております。
肌にぶつぶつが良く出る人は、呼吸も浅いし、皮膚呼吸もできていない場合があります。
特に、肌荒れしているからと患部に何かを塗布することで、皮膚呼吸を塞いでしまうケースもあります。
そうすると毒素が内にこもるわけ。
良かれと塗っている天然オイルが経皮毒となり、肝臓に負担を掛けているケースもよくあります。
体調不良がある場合、何かをプラスするのではなく、徹底的に引き算を行なうのです。
- 毎日当たり前にやっていることを止めてみる
- 摂り入れるのではなく、徹底的に出してみる
むくみの基準としては、足首をチェックして下さい。
握り切れれば、むくみは極小です。
指が2本分も入ったら、かなりのむくみです。
消化器系疲労や、腎疲労があると考えましょう。
足首に出ない場合もございます。
足首が細くても、腸がむくんでいる方がいるのです。
こういう方は、ある意味、「腸が強い」のです。
腸がすべてを引き受けてくれているのです。
ただ、腸がむくめば、骨盤内圧はとても高くなるので、生理痛は酷くなるし、婦人科系疾患も酷くなっていきます。
見ていると、股関節痛になる人もいる。
骨盤内の余分な古い水が体内で悪さをしているのです。
よく水の悪さを「水毒」と言います。
それは腰痛だろうが、頭痛だろうが、耳鳴り、めまいだろうが、生理痛だろうが、鬱だろうが、そういうことです。
水毒症状を舐めてはいけません。
ちなみに、「水毒症状」で検索してみれば、以下の通りです。
水毒(水滞)の症状には、次のようなものがあります。
- 頭痛、頭重感、めまい
- 手足の冷え、むくみ、重だるさ
- 胃もたれ、食欲不振、吐き気、下痢
- 水様鼻汁や痰、咳、喘鳴
- 関節の痛みやこわばり
- 息切れ、浮腫、舌歯痕、立ちくらみ
- 水分を取った後、胃やお腹でチャプチャプ、ゴロゴロなどの音がしたり、肌がべたつき、湿疹なども出やすく、虫に刺された痕がいつまでも消えなかったりもする
要は、全部です(笑)
花粉症も水毒症状ですから。
むくめば、関節を痛めたり筋疲労が抜けなかったりもしますし、痺れることだってあります。
喘息も、頭痛も、リウマチも、古き水を捨てるだけで、良い方向へ向かう可能性が高い。
「むくみ」って可愛い言葉で言うから駄目なんだなと思います。
言ってしまえば、「むくみ」は立派な病態ですから。
それにむくみは老廃物ですから。
汚水の蓄積です。
体内が目黒川になっているのです(笑)
ですからいっそ、「むくみは病気」と捉えてもらいたい。
「浮腫み」ですから。
「腫」ってイヤでしょ。
「腫瘍」ってイヤですよね。
浮腫みを放置すると、風邪をひき発熱します。
発熱はむくみを捨てるチャンスですが、多くは解熱剤を用いて、むくみが抜けない。
折角の風邪による発熱も、デトックスにならずに風邪が終わってしまう人が多いのです。
風邪を体質改善に活用できずに、症状だけがなくなるのです。
それで、「風邪が治った」と言っているのですが、折角の風邪を、「身体を強くするために活用できていない」のです。
風邪の引き方を失敗している人がほとんどです。
本来風邪自体が、生活習慣病の特効薬なのです。
風邪は癌の治療薬とも言えましょう。
風邪をひき、きちんと発熱をして身体を休めれば、浮腫みを綺麗さっぱり捨て去れます。
風邪が水毒の排泄機構となるのです。
ただ、毎日風邪をひくわけにはいかないでしょう?(笑)
だから、「汗を出す」のであります。
わかった?
宜しく頼むよッ!!
P.S.
「小麦粉を断つ」って、やろうと思えば簡単ですよね。
できないのは、やる気がないだけなのです。
グルテンは腸を傷めます。
当然、腸の状態がイコール免疫と言っても過言ではない。
また腸の状態は肝臓の状態であり、脳の状態でもある。
昨日、奥さんが、「そろそろ花粉症の準備しないとね」と言っておりました。
数日前、ケーキを食べ過ぎて、クシャミが止まらなくなったそうで。
奥さんも小麦粉と砂糖の弊害を理解しており、「砂糖を減らすとクシャミが減る」ことを自覚しております。
ちょっとやってみるか。
P.S.2
野口晴哉の正式な文章は、以下の通りでした。
宇宙動きて我動く也。我が動くも 是宇宙の動き也。
野口晴哉著 治療の書
遠い憧れです。
五反田の整体治療院 射水姿勢リフォーム IMIZU SHISEI REFORM
※お名前とご希望のお日にちと時間帯をLINEして下さい
※初めての方は、必ず「初めてです」とご記入下さい例:「姿勢花子です。初めてです。●月●日10時~12時終了までの時間で空きがありますか?」とご記入頂けますと解りやすいです。
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