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読書と整体

不眠の一夜をすごすほうが、眠りに恵まれた一年間よりも、多くのことを学ぶものだ。

昨夜は奥さんと自宅で食事をして、21時半頃に吉本隆明(昨日のブログ参照)と共に寝落ちしました。

1時半頃目が覚めてしまい、そこから眠れず、再度吉本隆明と対話をする。
やはり書いてあることがサッパリ解らず、執行草舟社長の「生くる」を手に取りました。

「わからぬがよろしい」の項を読み、その「わかろうとするな」の深い意味をあらためて嚙み締めました。

今は解かろうとし過ぎなのだとのこと。

たとえば、相手のことひとつとってもそうで、「愛」でも「信」でも、「相手のことが解るから愛する」とか、「相手のことが解るから信じる」とか、それは本当の「愛」でも「信」でもまったくないということなのです。

なんか解りますよね???

 

相手の学歴がどうとか、相手の職業がどうとか、相手の生い立ちがどうとか、相手の家系がどうとか、相手の将来性がどうとか、相手が金持ちだとか、相手が貧しいから嫌だとか、相手が優しいとか、相手が……

条件付きのものなど、「愛」でも「信」でもないのです。

解らないものは、解らないまま受容する。

解らぬまま愛する。

解らないまま信ずる。

それが本当だということです。

 

 

現在も解らぬまま共同幻想論を読み進めております。

憑人論が読み終わりました。

読むことはできますよ。

 

 

 

 

 

日本語を。

 

 

 

 

 

おそらく私が病院へ行けば、普通に、「不眠症ですね」と診断されることでしょう。
夜中に3,4回目覚めることは、以前からざらですし。

私を見て、「睡眠の質が良いですね~」とは、誰の目にも映らないでしょう。

それでも、胃痛に苦しんでいた頃とは比べ物にならないくらい良い。
私としては現在が、「安眠」と思えます。
毎夜の胃痛は本当に厳しいものがありました。
始まると、毎回3カ月から半年は、毎夜続きましたから。

結構病んでますよね、私(笑)

 

昨夜も結局、3時頃ベッドに戻るも、すぐにおちることもなく、そこから1回起きている。

もうそれって寝てないじゃんという感じです。

ただ当の本人が、別にそのことに悩んでいない。
眠れないなら、起きている。
それだけのことです。

自律神経に抗うよりも、自律神経に身を任せる。
身を委ねる。

朝、頭がボーッとすることもありますが、それも別に動き出せばなくなりますし、二日酔いするよりはマシだと思っている。

日中眠くなることはありますが、眠かろうが働かねばならない状況なら働くしかないわけで。

病院に行けば、「病気」として認定され、眠るための薬が処方されるわけですが、眠れないことなどそもそも病気でもなんでもないのです。
自然のはからい。

自律神経失調って言いますが、本当は自律神経失調ではなく、自律神経の作用でしかないのですから。

私が夜中に目が覚めるのは、きっとそこまで疲れていないのだと、自分では思っております。
こんな私でも、たまに一回も目覚めないという時があります。
稀ですが。
そういう時はきっと疲れていたのだと思う。

 

昨夜も21時半から1時半の間で、「疲れが吹っ飛んでしまったのだ」と考えればそれで良いわけです。

なんなら、深夜に吉本隆明や執行草舟社長と対話する時間を持てたのです。
すごく贅沢な時間を過ごせたとも言えるわけです。

 

ルーマニアの哲学者シオランの「告白と呪詛」にこのような一節がある。

不眠の一夜をすごすほうが、眠りに恵まれた一年間よりも、多くのことを学ぶものだ。
別の言いかたをすれば、不当な暴力のほうが、昼寝よりもはるかに教訓的である。

現代はまたこの「不当な暴力のほうが~」という部分が引っ掛かるのでしょうけれども、謂わんとしてることはわかりますよね。

私はこの一節が好きで、付箋を貼っております。

昨夜は、吉本隆明と執行草舟社長から学ばせて頂いたのだ。

 

起こる事象をどう受け止めるかで、病気にも、そうでなくも、自由でいられるのであります。

自分が病気だと思えば病気です。
自分が病気だと思わなければ病気ではない。

子供じみた意見のように感じるかもしれませんが、これが事実です。

私は病気になっても良いと思っておりまして。
ただ、病人として生きようとは思わないのです。

将来のことは解りません。
普通にこれから病気をすることだってあるかもしれません。

ただ、病気になっても、「病人で在ろう」とは思わないということです。
病気に居着けば、病人です。

中には、病気じゃないのに病気に居着いている人もたくさんおります。

情報過多時代の弊害という側面も大いにありますね。

 

 

奥さんは私とはまったくの別人でして、一度寝たらほぼほぼ起きることはない。

ガースー寝ております。
付き合い始めた頃から、「眠りの鉄人」だと思って見ております。

あの「野比のび太」とどっちが寝るのが速いか戦わせてみたいほどです。

でも私がモゾモゾ起きることはたまに解かるようで、「寝れなかったの?」とよく聞かれます。

 

「あー、いつも通りだよ。胃が痛くないから大丈夫。」

「よかったね。」

おわり。

 

 

今朝もこうしてカフェでブログ更新できることの有り難さ。

9時から整体治療できる有り難さ。

毎日有り難いことばかりよ。

では、今日も最高の一日にしましょう。

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toruimizu
東京都五反田の射水姿勢リフォームを経営しています

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